中国の中央銀行である中国人民銀行が8日、預金準備金率と預金・貸出の基準金利の引き下げを発表し、注目を集めています。これについて、中国人民銀行の李超報道官は10日、記者のインタビューに答え、「世界的な金融危機に対応するため、中国人民銀行は柔軟かつ慎重な経済政策を引き続き実行していく」と述べました。
李超報道官はまた、「外部の金融環境の急激な変化を前にして、中国人民銀行がそれに対する政策措置を取ることは、経済政策の柔軟性と慎重性を示すものであり、中国の国民経済や金融システム、資本市場の安全と健全な発展に有利だ」としています。
さらに、「中国の国内市場は大きく、変更に対応できる余地がある。経済も持続的に成長しており、大きな潜在力がある。しかも、中国の金融システムは全体から見れば、安定している。中国は、今回の世界的な金融危機に対応する上で自信を持っている。中国人民銀行は、各国の中央銀行や国際金融機構との協力を一層強化する」と語りました。
(翻訳:洋)
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