お聞きいただいているのはパラリンピックの会歌です。17日夜、この曲は北京の国家体育場(愛称:鳥の巣)に流れ、11日間にわたったパラリンピックは閉幕しました。今日のこの時間はこれについてお伝えしましょう。
この11日間、「超越、融合、共同享受」という大会テーマの下で147の国と地域の障害者選手4000人余りが努力を怠らず、粘り強く戦い、生活を心から愛し、自己を超越する精神を示し、スポーツを通じて生活の喜びを見つけていることを示しました。これを受けて、私達の心も浄化され、共に命の尊さを感じることができました。
17日夜に開かれたパラリンピックの閉会式は北京の秋の名所・香山の紅葉をストーリーとし、全世界の障害者に中国国民の祝福を送りました。胡錦濤国家主席や国際パラリンピック委員会のクレーバン会長、国際オリンピック委員会のロゲ会長それに20カ国の要人たちが閉会式に出席しました。
閉会式で、北京オリンピック組織委員会の劉淇会長は「香山の紅葉の祝福」と題して挨拶しました。
「今回のパラリンピックは「超越、融合、共同享受」という理念を表した。世界の147の国と地域の障害者選手4000人余りが粘り強く戦い、279の世界記録と339のパラリンピック記録を更新し、独立自尊、自信、自立の精神を表した。今回のパラリンピックは障害者への関心を高め、障害者事業を進める盛大な事業であった。パラリンピック大会の開催は都市のバリアフリー化を進めるだけでなく、障害者と健常者の間に心のバリアフリーの架け橋を築く」と語りました。
その後、車椅子に乗って出席した国際パラリンピック委員会のクレーバン会長は会場で紅葉一枚を拾いポッケトに入れ、彼がパラリンピックへの中国国民の祝福を受けるという意志を表しました。その後、クレーバン会長は「未来への手紙」と題する挨拶を発表しました。
「これは何と偉大で盛大な事業だろう。素晴らしい開会式や広大な競技場、観客を警嘆させる競技、優秀なボランティアなどがきわめて印象的だった。これはパラリンピック史上最も偉大だ」と評価しました。
式典の最後に大会旗が次回(2012年)開催地のロンドンへ引き継がれ、6日の開会式から燃え続けた聖火が消えました。
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