ロシアのメドベージェフ大統領は28日、タジキスタンの首都ドウシャンベで、「アブハジアと南オセチア問題で、目下ロシアの最も重要な任務は両地区周辺に安全地域を作ることだ」と述べました。また、メドベージェフ大統領はイギリスの「ファイナンシャル・タイムズ」に掲載した文章の中で、「ロシアがアブハジアと南オセチアの独立を承認したのは慎重に考えた結果である」としています。
またこの文章の中で、「グルジア軍が8日南オセチアを攻撃した後、ロシアは平和を回復させたが、南オセチアとアブハジア住民は、グルジア軍の再度侵略を危惧している。この上でロシアは十分に考慮し、両地区の独立を認めるに至った」と述べました。
一方、ホワイトハウスのフラット報道官は27日、「ロシアが南オセチアとアブハジアの独立を承認したことは非常に短絡的な決定だ」と語りました。
ハンガリーのゲンツ外相も同日、「ロシアの決定は地域の安定には役に立たない」と述べました。(翻訳:玉華)
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