中国国際放送局紹介 日本語部紹介
Home
ロシア、南オセチアとアブハジア独立承認で試練
   2008-08-28 15:08:35    cri














src="mms://media.chinabroadcast.cn/japanese/20080828ss.wma">BR>



type="video/x-ms-wmv"


width="300" height="44">

 ロシアのメドベージェフ大統領は26日、南オセチアとアブハジアの独立を認める大統領令に署名しました。これに対して西側諸国は強く反発しています。「ロシアは新たな『冷戦』を恐れない」というメドベージェフ大統領の強固な姿勢について、輿論は「ロシアと西側の関係は試練に直面している」としています。

 今年2月にコソボが独立を宣言してから、多くのロシア問題専門家は、「その結果は想像できないものになり、その影響は世界に及んで、冷戦後の国際秩序を揺るがすかもしれない」と予言しました。それから半年後、ロシアが南オセチアとアブハジアの独立を承認することによって、南オセチアとアブハジアはコソボと同じように独立国家になりましたが、この過程で、ロシアと西側の立場が変わりました。

 輿論は、メドベージェフ大統領がこれほど早く南オセチアとアブハジアの独立を承認したことには深い理由があると見ています。

 まず、ロシアはこれまでの膠着状態を打破することによって、南オセチアとアブハジアの問題で主導権を握ろうとしています。グルジアとの軍事衝突後、ロシアは問題解決に当って、グルジア政府との協力を望まなくなりました。また、NATO・北大西洋条約機構、OSCE・欧州安全保障協力機構などの介入によって、紛争地域の情勢はさらに複雑になりました。ロシア問題の専門家は「このような状況の下で、ロシアは南オセチアとアブハジアの問題で西側との争いで主導権を握り、グルジアのNATO加盟を阻止するために非常手段をとろうと考えた」と分析しています。

 また、ロシアが南オセチアとアブハジアの独立を認めたことはグルジアとの軍事衝突後に西側から受けた圧力と関係があります。ロシアとグルジアの軍事衝突後、西側国家は「ロシアがグルジアを侵略した」と指摘すると共に、何からの形でロシアに圧力をかけたのです。さらに、アメリカとNATOはロシアが忍耐できる限界を探り続けました。ロシアによる南オセチアとアブハジアの独立承認は西側への打ち返しになる一方、その関係改善の難題を西側に投げることも図ったものだと言えます。

 輿論は、「ロシアが南オセチアとアブハジアの独立を認めたことは西側との関係を試練に立たせたが、西側は恐れずにロシアを抑圧・孤立させる策略を進めることができず、ロシアも要領よく西側の意向に背いていくに違いないので、新たな「冷戦」が起こる可能性は小さい」と分析しています。(翻訳:東)

関連リポート
v ロシア、南オセチアとアブハジアの独立を承認 2008-08-27 17:09:54
v ロシア・グルジア衝突、南オセチア情勢の成り行きは? 2008-08-11 16:58:09
v ロシアが「全欧州の首脳会議」を提案した理由は? 2008-07-18 15:07:32
v ロシア国防省 米国の東欧MD配備に対応策を示唆 2008-05-28 17:19:14
v ロシアの部隊増強でグルジアとの関係が再度悪化 2008-05-02 15:35:14
  • 今日のトップニュース
  • 今日の国内ニュース
  • 今日の国際ニュース

  • • 基礎中国語
     皆さんは、ここで中国語と日本語に耳を傾け、フラッシュによる動画を楽しみながら、中国の風習や伝統文化を思う存分味わうことができます……

    • 「北京ワクワク」の購入について
     中国語講座「北京ワクワク」(上巻と下巻)のテキストは、日本の皆さんが初めて中国語会話を学習するための入門編です……
    |  link  |  E-メール  |