第29回オリンピック競技大会が今、北京で開催され、国内外の観光客数百万人が北京に集まり、オリンピックの魅力を堪能しています。内外の観光客たちにオリンピック競技を満喫すると同時に、中国伝統文化の魅力を味わってもらうため、北京の関係部門は一連のオリンピック文化イベントを行い、各国の観光客に中国文化を紹介する舞台を提供しました。
北京市文物局の于平副局長は14日、記者会見で「北京オリンピック開幕以来、100あまりのオリンピック関連の展覧会が北京で開催されている。13日までに、これらの展覧会を見学した観光客は延べ140万人あまりになり、そのうちには60の国と地域からの観光客10万人が含まれる」とした上で「これらの展覧会は北京の力だけでなく、中国全体の力を合わせて、中華民族の素晴らしい伝統文化を紹介するものだ。また、これらの展覧会も北京オリンピック都市文化の内容を盛り込んで、国内外の観光客から喜ばれている」と述べました。
北京の関係部門は展覧会場の環境や標識などを整備し、2年以上をかけて関係者の訓練に取り組みました。訓練の内容はオリンピック関連知識、サービス技能、外国語、手話などが含まれています。
この他、オリンピック開催期間に、北京では多くのオリンピック文化広場で関連活動を行っています。現在、北京市の各区、県にある26のオリンピック文化広場では観光客と北京市民がオリンピック活動に参加し、オリンピックの喜びを分かち合う重要な場所となっています。
14日の記者会見で北京市文化局の王珠副局長はオリンピック文化広場の活動について次のように紹介しました。
「オリンピック文化広場の活動には地方や海外の芸術団体の公演のほかに、北京郊外の農民舞踊団や合唱団などアマチュア団体の公演もある。また、市民や観光客が広場の大型ビジョンを通じて試合を観戦し、オリンピック記念品の交換やボランティア活動を行うことができる」と紹介しました。
また、オリンピック開催期間中、北京の舞台では京劇や民族音楽の演奏それに人形芝居など多くの伝統芸術が披露されると共に、世界的にすぐれた芸術団体によるダンス、交響楽などの公演も行われています。王珠副局長は「今、北京で行われている舞台は本当に豊富多彩で、地方劇、雑技、舞踊劇、オペラ、新劇などさまざまな芸術が世界各地からの観光客の期待に応えている」と述べました。
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