第29回夏季オリンピック大会が来月8日から北京で開かれますが、これを前に、ニューヨークの国連本部では21日、「ワン・ワールド、ワン・ドリーム」をテーマとした中国絵画展が開かれました。
絵画展には、中国の著名な画家が描いた国連加盟国192カ国の建築、文化遺跡、国花、国鳥の絵が出品されています。
開幕式に出席した潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は、「中国の準備活動に深い印象をもっている。オリンピック競技会場や施設は史上最高のレベルにある。四川大地震からの復興に当たりながら、オリンピック開催のための準備を立派に成し遂げたことに敬服する」と述べました。
アラブ首長国連邦のドバイで17日、北京オリンピックを迎えるプロモーション活動が行われました。
活動は中国とアラブ首長国連邦のオリンピック委員会、およびドバイ駐在の中国総領事館が共同で行ったもので、体操、卓球、テコンドー、柔道などの中国人選手が参加しました。
高有禎総領事は、「北京オリンピックを前に、中国人選手たちはアラブ首長国連邦および各国の友人と一堂に会することができた。我々は感激で一杯である」と語りました。
アラブ首長国連邦オリンピック委員会のイブラヒム・アブドゥルマレク事務局長は、「我々は中国国民がオリンピック開催のために払った努力を支持し、北京オリンピックが新たな歴史を作ることを確信している」と述べました。
タイのバンコクでは、中国系住民が多く居住する地域で北京オリンピックを祝う文芸の夕べがこの一週間で3回開かれました。
新聞「アジア日報」の銭豊副社長は「オリンピックを迎える中国系住民の夕べに中国大使館員、タイ政府職員、現地住民など千人以上が出席した。バンコクでは中国語の歌が歓迎されている。夕べはメディアの注目を集めた」と語りました。
東京では23日、北京オリンピックに関する写真展が中国大使館で開かれました。
会場で江田五月(えだ・さつき)参議院議長は「皆が北京オリンピックに期待している。オリンピックの開催は北京および全中国の発展を促進していくだろう」と述べました。
アルゼンチンでは首都ブエノスアイレスの中国系住民がオリンピック開幕の8月8日に、中華街で盛大な縁日を開き、大型ディスプレイを設置して開幕式の模様を紹介することになっています。
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