国務院常務会議は2日、「国家食糧安全中長期企画綱要」を採択しました。この綱要によりますと、中国は食糧の自給率を95%以上に維持し、2010年には食糧の総合生産能力を5億トン以上に保ち、2020年には5億4000万トン以上していくことになっています。
会議は、「現在、食糧安全の全般的情勢はよく、食糧の供給と需要はほぼバランスが取れている。工業化と都市化に伴い、人口の増加や人々の生活レベルの向上などが、食糧の需要増加をもたらしている。一方、耕地や水資源の減少、気候変動などの問題は食糧生産にマイナス的影響を及ぼしていることから、中国は食糧安全の保障では厳しいチャレンジに直面している」と指摘しました。
会議はまた、「中国は家庭経営請負制を長期的に維持し、措置を講じて耕地を保護し、全国の耕地を1億2000万ヘクタール以上に確保する。同時に、農民の増収に努力し、食糧生産に対する手当てを引き続き大幅に増加し、農業関連の技術開発を大いに推進し、食糧の生産量を増やしていく」としています。(翻訳:ooeiei)
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