中国農業科学院の食糧問題専門家の李寧輝氏は11日、中国国際放送局のインタビューを受けた際、「中国は13億人の食糧を自力で保証する能力を十分に有している。中国の食糧安全保障は確保できる」と語りました。
最近、世界の穀物価格が高騰し続けているほか、食料品の安全問題も懸念されています。その原因は、中国が穀物を大量に輸入していることにあると指摘する人が海外にいますが、それに対して、専門家の李寧輝氏は、「中国が世界食糧輸出入に占める割合は非常に少ない。中国は長年にわたって穀物の自給率を95%以上に保ってきており、米の輸出国でもある。税関の統計によると、大豆以外の中国の昨年の穀物輸出量は980万トン余りであるのに対し、輸入は僅か155万トンに過ぎない」と説明しました。
また、李寧輝氏は、「中国が穀物を少量ながらも輸入するのは、生産物の構造調整をするためである。現在の土地資源、生産技術と政策の下では、中国は自国民が食べる分の食糧を十分に生産することができる」と語りました。(翻訳:王秀閣)
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