世界銀行は19日、北京で発行した最新号の「中国経済季刊」で、「世界経済が緩やかに減速したことを背景に、中国経済の成長も減速している。今年、年間の成長率は去年より9.8%増加する見込みである。この速度は中国経済の持続可能な発展に有利である」という報告書を発表しました。
この報告書は、「輸入価格の大幅な値上がりによって、中国の輸入額が増加し、貿易の黒字が減った。しかし、対外貿易によって、経済成長を推進させる原動力が依然として存在している。国内では、食品や多くの商品及び石油価格の高騰による消費価格への影響が限られている。中国のインフレの現象は緩和されつつある」と述べています。
また、世界銀行中国局は「四川大地震が中国マクロ経済の成長に与える影響はさほど大きくない。世界銀行は震災後の再建に政策提言と技術援助を提供している。必要があれば、さらに、資金援助を提供する」と述べました。(翻訳:董)
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