中国林業部門の担当者は、17日、北京市はオリンピック誘致の際に約束した緑化目標を上回ったと発表しました。2007年末までに、都市部の緑化カバー率は40%を超え、山間部の森林カバー率は70%以上となっています。晴天日数は、年間の70%を占めています。北京市の生態環境は明らかに回復あるいは改善されました。
1950年代、北京市の森林カバー率はわずか1.3%にとどまり、あまりよい環境ではありませんでした。長年、特に2001年にオリンピック誘致に成功して以来、北京市は、一連の措置を講じて、生態環境の回復と改善に力を入れて来ました。
オリンピック用の競技施設やトレーニング用体育館などの周辺地区で、100項目以上の緑化プロジェクトが実施されました。その中、680ヘクタールの広さのオリンピック森林公園も作られました。森林公園にある湿地、人工の湖は、騒音低下、空気浄化などの役割を果たし、環境改善に役立っています。森林公園の責任者である、湯トウ氏は、「森林公園には、53万本の木が植えられている。この公園は、毎日7200トンの二酸化炭素を吸収するとともに、5400トンの酸素を作り、環境改善に貢献している。また、32トンの二酸化硫黄を消化している」と述べました。
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