今日は4月30日で、8月8日の北京五輪開催まであと100日間となりました。今の北京は、世界に向けて「北京五輪の準備作業が整った」と言える自信を持っています。
北京五輪組織委員会は、五輪招致に成功した2001年から、7年間にわたって五輪の準備作業を行ってきました。競技場の建設、メディアサービス、ボランティア募集と都市環境の改善など、北京五輪組織委員会が尽くした努力は世界中に認められています。
現在、北京五輪の37の競技場のうち、開幕式のリハーサルと内装などのため、完全には開放されていないメイン会場の「ナショナル・スタジアム」(愛称:鳥の巣)をのぞき、すべてが竣工しました。
「ウォーターキューブ」の愛称を持つ国家水泳センターなどの各競技場は斬新なデザイン、人を感動させるビジュアル効果と快適な環境で、選手、観客、各国の記者らに高く評価されています。
米NBCテレビのプロデューサー・ニール氏は五輪を8回取材した経験があります。彼は「ウォーターキューブ」を見学した後、次のように話しました。
「水泳は最も人気のある種目の一つである。我々アメリカ人はこの種目が大好きである。ウォーターキューブは非常に立派で、五輪を8回取材した私から見れば、最も完璧な競技場だと思う。ここから発信したテレビ画面は世界中のオーディエンスを感動させるに違いない」
今週、北京五輪のメインプレスセンターと国際放送センターのメイン工事が終わり、北京五輪組織委員会のメディア運営担当のスタッフが中で準備作業を始めました。
メインプレスセンターと国際放送センターは、五輪期間中、20000人以上のマスコミ関係者の仕事の場となります。ここから五輪の模様がリアルタイムに世界に向けて伝えられることになるのです。北京五輪組織委員会のメディア運営担当、孫維佳部長は、「この二つのメディアセンターはこれまでの五輪で最大である」と胸を張ります。そして、北京五輪では、初のワイヤレスのインターネットサービスを提供し、また初のハイビジョンのテレビ中継を行い、そして初めて豪華なホテルをメディアセンターの中に設ける」と語りました。
カタール・アルジャジーラテレビのスポーツチャンネル記者・サダさんは、メディアセンターを見学した後、次のように話しました。
「とにかく素晴らしい。サービスが行き届いているので、全然心配していない。センターには、ホテルのほか、異なる国と民族の記者に配慮した付属施設も設けられている。モスレムの食べ物からキリスト教徒のお祈りの部屋まで整っている」
ところで、北京市の大気汚染も注目されている話題です。ここ数年、中央政府と北京市政府が努力した結果、北京市の大気汚染は大きく好転しました。IOCの医学委員会が3月に発表した北京市大気品質評価報告書によると、北京市8月の大気状況は選手たちの健康に害を与えることがないとはっきり示していました。これに対して、IOCのロゲ会長は次のように話しました。
「ここ数年、中国の工業は急速に発展し、それによって大気汚染を起きた。だが、我々は、中国政府による改善の努力を評価する。これは北京五輪のためだけでなく、北京の将来にもプラスになるだろう」
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