EU・欧州連合のソラナ共通外交・安全保障上級代表は14日、テヘランで「6カ国が示した新たな『包括的見返り案』に対して、前向きに対応するようイランに希望する」と述べました。
ソラナ上級代表は14日、アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランス、ドイツの6カ国外相からのイラン宛書簡および見返り案をイラン側に手渡しました。ソラナ上級代表は、「新たな案はイランに多くのチャンスを与え、実質的な交渉のスタートとなるだろう」と述べると同時に、「6カ国は、イランの核の平和利用に関するすべての権利を認め、核技術分野を含む各分野における正常な関係を発展させたい。しかし、双方が新しい案に関する交渉を行っている期間中、イランは核計画を一時停止しなければならない」と述べました。
イラン政府のエルハム報道官はこの日、「イランは新しい案を真剣に検討した後、回答するが、ウラン濃縮活動の一時停止を対話再開の前提条件にすることは受け入れられないだろう」と述べました。(翻訳:ooeiei)
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