温家宝首相は5日、四川大地震の被災地を訪れ、住民100万人以上の安全が脅かされている唐家山せき止め湖を視察しました。その際、温首相は「せき止め湖の決壊を防止し、1人たりとも死傷者を出してはならない」と強調しました。
2週間ほど前、温首相は、このせき止め湖を視察し、防止対策を迅速に行うよう指示を出しました。ここ数日、懸命な作業によって、長さ400メートルの排水路ができました。せき止め湖の下流域にいる20万人以上の住民も安全な場所に避難しました。
5日夜、国務院震災救援指揮本部の会議が列車の中で行われました。その中で、温首相は「四川大地震による2次災害の危険は、依然として人々の生命や財産を脅かしている。せき止め湖の決壊防止対策を強化し、住民の非難も進めていかなければならない」と述べました。
一方、温首相はロシアのミル?26輸送ヘリコプターの乗組員を見舞い、震災救援でのロシア側の支援に感謝の意を表しました。(翻訳:コオリ・ミン)
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