「たくさんの夢なんかない。家内と穏やかで平凡な一生を送りたいだけだ。」これは、四川大地震で亡くなった、陳堅という人の遺言です。
大地震の廃墟で生き埋めになって3日後、陳堅さんは救助隊に発見されました。救出作業が進む中、彼は自分を励ましながら、記者のカメラを通じて、ほかの被災者に励まし言葉を送りました。「みんな、諦めないで、僕といっしょに強く、強く生きていこう」と。
妊娠した妻に愛のメッセージも届けました。「心配しないでよ、僕は大丈夫、あなたと平凡な一生を送れば、もう大満足だ」。
しかし、ようやく救出されたものの、陳堅さんは救出現場で永遠の眠りにつきました。「陳堅、目を覚ましてよ、奥さんが待っているよ。眠っちゃだめだ」と救助隊員、現場記者の叫び声が遠くまで響き渡っています。
陳堅さんの救出画面はテレビの生放送で多くの人に伝えられました。平凡だけど、小さな幸せを待ってこの男性の物語は多くの人々に感動を与え、いま、その輪は広がっています。(05/21翻訳者:Lin)
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