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台湾の救助隊 四川の綿竹市漢旺鎮で生存者捜索を展開
   2008-05-18 16:37:10    cri











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 12日の四川省大地震の発生を受け、台湾の赤十字社と台北市救援隊は22人からなる緊急救助隊を編成して16日夜に空路成都に到着し、17日午後、震源地ブン(さんずいに文)川から東に数十キロ離れた綿竹市郊外の漢旺鎮に着きました。

 救助隊は生体反応装置、ファイバスコープ、衛星受信機、発電機と探知犬などを駆使して、瓦礫に埋まれた生存者の捜索作業を展開しています。

 隊長の欧晋徳博士は1999年の台湾大地震で救助活動を指揮した経験を持っています。

 欧晋徳博士は「隊員たちはみな、遭難対策救助訓練を受けたプロである。海外での遭難救助でこれまでの9年間、豊富な経験を積んできた」と語りました。

 救出担当の鄭伯能さんは「われわれは救出担当の第2組で、第一組の捜索組が生存者の場所を確認して、われわれがその救出に取組む」と語りました。

 欧晋徳隊長は「生存者救出のタイムリミットといわれる72時間を超えたものの、われわれは最大の努力を尽くし、同胞の命を救い出すために捜索を止めない」と語りました。

 また、欧晋徳隊長は「大陸の人々は我々の血を分けた同胞である。われわれはいずれも中華民族である。台湾も大地震に見舞われたことがあり、多くの援助を受けた。今回、われわれには救援の責任があり、これまでの経験を生かすべきである。台湾を出発する前に、"被災地ではまたどんな援助が必要なのかを知らせください"と多くの人がわれわれに電話をかけてくれた」と話しました。

 欧晋徳隊長によりますと、出発を前に、台湾地区の次期指導者の馬英九先生が応援に来ました。

 馬英九先生は救助隊員を激励し、「四川などでの震災復旧で台湾は次にどのような支援をできるのかを確かめてほしい」と依頼しました。

 ところで、四川省の大地震被災地ではこれまでに台湾地域と香港特別行政区の救助隊のほか、日本をはじめ、ロシア、韓国、シンガポールの救援隊が生存者の捜索救出作業を展開しています。

 中国外務省によりますと、ロシアの救助隊は17日夜、都江堰市の瓦礫の下から生存者1人を確認して救出しました。

 被災地ではまで生き埋めになっている住民が1万600人以上に達していることから、大規模な必死の捜索救出作業が続けられています。

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