12日には、中国国内だけでなく、海外にいる中国人の間でも大きな注目を集めています。海外の皆さんは、義捐金を送るなど、祖国の被災者への心配と応援の気持ちを示しています。
方紅さんはカタールでビジネスを行って6年になります。地震発生当日、方さんは息子夫婦と一緒に、中国駐カタール大使館に駆けつけ、義捐金を寄付しました。
「地震発生後、私はずっとテレビで様子を見ていました。私たちのような遠い海外にいる者にとっては、自ら救援活動に参加できませんが、せめて義捐金を寄付することで少しでも役に立ちたいと思っています。一つ感激したのは、温家宝首相が早速、現場に赴いて指揮に取りかかったことです。温首相が一般市民の中に溶け込み、人々を慰める場面を見て、非常に心温まるものを感じました。私たち中国人は、必ず苦難を乗り越えることができると信じています」
カタール航空に勤めている蘇麗萍さんも夫とともに、大使館を訪れ、自分だけでなく、仕事で来られない人の代わりにも寄付しました。蘇麗萍さんの話です。
「大きな貢献はできませんが、できる限りの力を尽くして、被災地の住民を応援します。復旧作業が順調に進むことを祈っています。」
カタール駐在の中国水電グループ会社の朱清龍さんは会社を代表して被災地住民へのお見舞いの気持ちを表しました。
「私たち一人一人の中国人の力は小さいですが、心を一つにして、私たちの気持ちを一日も早く被災地へ届けたいのです。被災者と中国の平安を祈ります。」
カタールで10年余り滞在した中国のバレーボールコーチの虞重華さんもこの日に中国大使館にきました。
「海外にいるすべての中国人は、祖国がこんな大地震の被害を受けたことで、心を痛めています。皆は自分の気持ちを被災地に送りたいと思っています。海外にいる中国人の心は祖国に繋がっています。祖国にいかなる困難があっても、私たちは祖国を応援します。政府の指導の下で、必ず災害を乗り越えることが出来ると信じています」
海外には、このような熱心な中国人は数え切れないほといるいます。ここ数日、彼らは被災地にお見舞いの電話をかけたり、義捐金を寄付したりするなど様々な形で気持ちを表しています。これに対して、カタールの岳暁勇中国駐在大使はこう語りました。
「大使館にはすでに緊急電話を設置し、そして国内の赤十字会に義捐金を寄付する電話番号を発表しました。これらのルートを通じて義捐金や救援物資を寄付することが出来ます。また、大使館も出来る限りの協力を提供しています」
|