3月14日、中国チベット自治区のラサで暴動が発生しましたが、2日後の16日、となりの四川省のアバチベット族チャン族自治州のアバ県でも同じような暴動が起こりました。3日、地元の高官は、国内外の記者のインタビューに答えた際、「アバでの暴動は、ダライ・ラマ勢力が煽動した破壊活動の重要な一部である。その目的は、社会の安定を乱し、祖国を分裂させることにあり、これを裏付ける十分な証拠をつかんだ」と発表しました。
アバ県は四川省西北部にあり、人口は6万4000人です。そのうち、チベット族が9割を占めています。3月の16日、アバ県ゴルトウ寺の一部僧侶は「チベット独立」と書いた旗を振り、ダライ・ラマの画像を掲げ、「チベット独立」のチラシを配り、国家分裂のスローガンを叫びながら、凶暴な破壊活動を始めました。これについて、アバチベット族チャン族自治州の肖友才副州長は「これら暴徒は、24の商店と2ヶ所の派出所を焼却した。また、81台のパトカーなどと民間の車を焼き払い、多くの罪なき住民や、200人余りの政府機関の職員と警備に当たっていた警察官に暴力を働いた。今回事件による経済的損失額は、アバ県のこれまで10年あまりの財政総収入に当たる」と述べました。
また、肖友才副州長は「3月の28日、公安機関はゴルトウ寺で武器と弾薬を発見し、それには、スモールボアライフル16丁、火薬銃14丁、弾薬500発近く、そして大量のチベット独立に関する宣伝品がある。3月14日のラサの暴動と3月16日のアバ県の暴動における暴徒の行為と破壊活動の進め方は全く同じだ」と述べました。肖友才副州長はさらに、「これら暴動事件は、国家の分裂を政治スローガンとしている。一部の僧侶はこれら事件を煽動し、自分たちも暴動に参与した。つまり、アバ県での暴動は孤立したものではなく、これはダライ・ラマ勢力が画策し、組織する暴動にとっては重要な構成部分だということが分かった」と話しました。
なお、肖友才副州長は「ダライ・ラマ勢力は暴動を引き起こす際、真相のわからない民衆を煽動した。その目的は、重大な流血事件を引き起こし、社会の安定を破壊し、国家を分裂することにある」と指摘しました。
アバ県での暴動後、地元政府と関係部門は緊急対策を取り、警察当局は自制を保ち、法に基きことを処理し、ダライ・ラマ勢力の企みの実現を阻止しました。こうして、アバ県の生産と生活の状況はすでに正常になり、地元は安定を取り戻しています。アバ県の王軍県長は「学校の授業はすでに再開した。病院やデパートなども営業を回復している。市場の物資供給は十分で、物価も安定している」と話してくれました。
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