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チベット各界、暴力事件を非難
   2008-03-27 16:35:37    cri









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 3月中旬、チベット自治区のラサ市で、暴力事件が発生しました。チベットの宗教界、学者など各界の人々は、これを強く非難しました。市民らは、暴力行為が人道主義に背き、ラサ市の発展を破壊したと考え、このような事件が2度と起きないように呼びかけています。

 3月14日、一部の僧侶が、ラサの小昭寺の近くで、勤務中の警察官に石を投げるなど襲撃を行いました。その後、一部の暴徒が町に集まり、分裂のスローガンを叫び、投石、放火、略奪などの暴行を働き、市内の治安が悪化しました。不法分子は、主要道路の店舗、学校、病院、銀行を破壊したほか、車両を焼き払ったり、通行人を殴ったりして、地区の社会秩序に大きな危害を加えました。

中国仏教協会チベット分会のドルハン会長は、「ある僧侶が読経に集中せず、規則に背いて、宗教界と信者の利益を損なった」と批判した上で、「一部の僧侶が不法分子とともに暴力をふりまわしたのを見て、ショックを受けるとともに、恥ずかしく思う。この行為は、完全に人道主義精神に背き、仏教の規則にも違反する。仏教の信者として、自身の管理と修養を深めるべきだ」と語りました。  

 統計によると、この暴行によって、一般市民18人が死亡し、120棟の一般住宅が焼かれ、908ヶ所の店舗が破壊されました。そのほか、7ヶ所の学校と5ヶ所の病院が破壊されました。これにより直接的な経済損失は2億5万元に上りました。ラサ市市民のロサンさんは、「このほど起きた暴力事件に憤りを感じた。今のチベットの繁栄は、各民族の人民が共に努力した結果だ。一部の不法分子は、ダライ・ラマグループに扇動され、大変な罪を犯した。我々は、絶対許さない」 と語りました。

 ラサ暴動事件で、不法者はきわめて残酷な手口を使用しました。あるオートバイの運転手は、路上で10数人に囲まれて、レンガで頭を殴られました。右目が見えなくなるほどのケガをし、左耳が切り取られました。これを目撃したツォドラックさんは、「14日午後、家に帰る途中、この残忍な場面を目撃した。安定した社会環境を回復するため、政府がこれらの人たちを一刻も早く処罰するよう強く求める」と語りました。  

 長年、宗教問題を研究している中国チベット学研究センターの学者・ドカジャン氏は「中国政府は常にチベット仏教に深い関心を寄せてきた。巨額の資金をポタラ宮や大昭寺などの修復・保護に当ててきた。現在、オープンした寺院や宗教活動場所は1787箇所に達し、主な仏教経典も保護され、整理されている。同時に、僧侶の生活についても関心を寄せ、社会保障システムの導入に取り組んでいる」と強調しました。

 ラサ暴動事件の後、チベット自治区政府は直ちに対策をとり、法に基づいて、これらの暴力犯罪活動を取り締まりました。現在、店舗、学校、スーパーは正常に戻り、ラサ市は穏やかな生活を取り戻しています。

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