第20回アラブ連盟首脳会議が29日、シリアの首都ダマスカスで開幕しました。会議は外相による予備会議が提出した、中東和平プロセスを含む一連の議題を話し合います。
今回サミットの議長を務めるシリアのアサド大統領は開幕式で挨拶し、「アラブ諸国が団結を強化し、共同行動をとり、アラブ世界が直面している厳しい課題に対応するよう」呼びかけました。
アサド大統領はこの中で、「パレスチナ問題を解決するには、まずパレスチナ内部の対話を重視し、パレスチナの各主流派の間の食い違いをなくさなければならない」と述べた上で、アラブ諸国と国際社会に対して、ガザ地区の封鎖解除をイスラエルに働きかけるよう呼びかけました。
アラブ連盟のムーサ事務局長は会議の後の談話で、「今年中に再び外相会議を開き、中東和平プロセスを改めて検討する」ことを提案しました。また、レバノンに対して、一日も早く大統領選挙を行い、国内の政治危機を終らせるよう促しました。(翻訳:玉華)
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