サウジアラビアのファイサル外相は20日、アルゼンチンのブエノスアイレスで開かれた南米・アラブ外相会議に出席した際、「イスラエルは去年アンナポリス中東和平会議で達成した共同認識を履行していないため、アラブ諸国は中東和平問題における立場を改めて考えざるを得なくなる」と述べました。
ファイサル外相は、「アラブ諸国はイスラエルと全面的かつ公平、持久的な和平を達成したいため、パレスチナ・イスラエル双方がアンナポリス会議で達成した合意を支持している。つまり、和平交渉を再開し、2008年末までに和平協議に達することである。しかし、イスラエルはヨルダン川西岸で入植地を引き続き建設している」と述べました。
同じ日、アラブ連盟のムーサ事務局長は談話を発表し、アラブ諸国がパレスチナ問題を解決しようとする努力やパレスチナの建国を国連で支持するよう南米諸国に呼びかけました。ムーサ事務局長はまた、南米諸国が国連人権委員会でパレスチナ人の人権を長年来維持していることに感謝の意を表しました。(翻訳:ooeiei)
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