中国の温家宝首相は、18日、北京で、「物価上昇やインフレを抑制することが、今年の政府活動の最も重要な任務である」と強調しました。
この日、第11期全国人民代表大会第1回全体会議は閉幕しました。温家宝首相は、この後の記者会見で、政府活動報告の中で述べた「今年の中国の消費者物価指数の全体的なレベルを4.8%程度に抑える」という内容に触れ、「実を言うと、この目標を達成することは容易なことではない。特に、今年の初めに、中国の南の地区が雪災害に見舞われたことは、物価上昇の抑制により大きな圧力をかけている」と述べた上で、「しかし、この目標の設定には根拠がある。現在、中国の食料備蓄量は、1億5千万トンから2億トンになっている。同時に、主要工業品の供給が需要を上回っている状況も変わっていない。政策が適切で、実施力がありさえすれば、物価の急上昇を抑制する自信を十分持っている」と強調しました。(翻訳 朱丹陽)
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