新華社北京3月10日発(記者 郭興華) 新華社全国農副産物と農業資材価格相場システムのモニタリングによると、中国の個別の都市は既に食用油の価格をコントロールし始めた。3月10日、市場の相場は全般的に安定したが、一部の波動が起こった。即ち野菜価格は全面的に下降したが、サヤインゲンは上昇した。米、小麦粉、肉類、水産物、乳製品、果物の価格は安定している。黒龍江省の卵価格は明らかに上昇し、注意を引くべきだ。
食用植物油:監視された3つの食用植物油品種の全国供給は依然として緊迫だ。個別の都市は食用油の価格に対し、コントロールを行い始めた。うち、江蘇鎮江のピーナツブレンドオイルの価格は明らかに反落した。 四川各地の菜種油の価格は全面的に上昇し、昨年同期を80%ー100%上回った。菜種油は地元で消費量が最も大きな食用油で、値上げの主因は今春の雪害による菜種の減産だ。今年の上半期、菜種油の価格は上昇し続ける見込み。
加工済みの食料:価格が安定している。9.5割強の都市のインド型イネ、粳米、強力粉、標準粉の価格は前日並みだ。北京玉泉路市場情報部の責任者によると、ここ4年間、小麦粉の価格は比較的安定している。これは中国食糧の生産量が4年連続して増産を実現したことに関わっている。春耕作を間近に控えると、農民は農業資材を準備するために、小麦を売り出し始めた。市場の供給は全般的に需要を上回っている。従って、上半期、小麦粉の相場は比較的安定すると見る。
家禽の卵:価格は基本的に安定し、黒龍江省の卵は明らかに値上がりした。普通の新鮮な卵の全国での平均価格は3.56元/斤で、9日の価格と横ばいで、中抜きのホールチキンは7.49元/斤(1斤=500g)と9日のそれを小幅に下回った。 黒龍江省のチチハル、双鴨山、鶏西、大興安嶺の卵の価格は上昇し始めた。大興安嶺情報採集員の韓淑麗氏によると、値上げの主因は鶏飼料の値上がりだ。
野菜:価格は安定したり、下降したりしている。サヤインゲンの価格は引き続き上昇した。監視された13種類の品種のうち、ホウレンソウ、油菜、白菜、キンサイ等青物の価格は大幅に下降した。サヤインゲンは上昇ぶりを続け、7日前と比べ、その平均価格は6.5%伸びた。
肉類:8.5割強の都市の肉類価格には変化がない。価格が下降した都市の数は上昇した都市の数を小幅に上回った。
水産物:8割前後の都市のソウギョ、鯉、レンギョ、フナの価格には変動がなく、個別の都市は急激な波動を起こした。
乳製品、果物:価格は全般的に小幅に波動した。9.5割強の都市の袋入りの純牛乳と全脂ヨーグルトの価格には変化がない。大多数の地域の果物価格は引き続き安定している。
(翻訳 劉英) 新華社より
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