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北京、五輪期間中の交通を確保
   2008-03-15 17:02:39    cri







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 北京では、数ヵ月後にオリンピックが開催されますが、そのときの交通が確保できるか、世界から注目されています。現在、北京で開かれている全国人民代表大会の年次総会に参加した北京オリンピック組織委員会と北京市政府の関係者は、「オリンピック期間中の北京の交通は確保される。そのための準備はすでに出来ている」と述べました。

 北京市の吉林副市長によりますと、北京市政府は交通のインフラ整備のため、過去5年間で合わせて1100億元の資金を投入したということです。

 「資金は主に、市内の道路や高速道路、そして地下鉄や電車などの『軌道交通』の整備に投入されている。とくに軌道交通への投入額が大きく、効果も著しい」(吉林副市長)

 公共交通機関の利用率を高めるため、北京市は、市内の主な道路にバスの専用道路を設けたり、バス・タクシー・地下鉄などを一枚のカードで利用できるシステムを導入したり、また、運賃の値下げを実施したりしています。一部のバスの運賃は最多で6割引しており、地下鉄も、乗車距離や回数を問わず一律料金で、しかも料金は以前の3分の2に値下げしました。こうした措置により、公共交通機関を利用する市民の割合は34%を超えました。これは、自家用車の利用率を上回っています。

 しかし、オリンピックのときには、各国の選手や観客、観光客などおよそ数百万人が北京にやってくると予想され、北京の交通は、これまでにない大きな影響を受けそうです。オリンピック時の対策について、北京オリンピック組織委員会の王偉副議長と北京市の吉林副市長は、次のように紹介しています。

 「対策の一つとして、選手と観客の輸送を確保するため、北京オリンピックでは専用車両や専用道路を設ける」(王偉副議長)

 「オリンピック期間中、市民生活にできるだけ支障を与えないよう配慮した上で、車の通行制限を実施する。つまり、自動車のナンバープレートの偶数と奇数によって通行を制限するが、それによって市民に経済的損失が発生した場合、補償を行う」(吉林副市長)

 こうした規制について北京市民の張さんは、こう話しています。

 「北京では去年、ナンバープレートの偶数と奇数による車両の通行制限を試したことがあったが、その間、車の数は明らかに少なくなり、車の流れが非常によかった。我々は、北京オリンピックの後も、こんな交通規制が実施されればいいと思う」

 北京は、オリンピックの開催によって、交通のインフラ整備が進みましたが、オリンピックの後も、交通問題の解決に向けて全力を挙げると、吉林副市長は述べています。

 「今後、軌道交通の建設を強化するとともに、バスなど地上の公共交通機関の利用率を高めることにも取り組んでいく」

 北京市政府は、2012年までに、公共交通機関を利用する市民の割合を全体の半分まで引き上げ、2015年までに、総延長561キロと世界でもっとも長い軌道交通網を作る計画です。それと同時に、公共交通を低運賃で利用できる政策を長期的に続けていくということです。(翻訳:鵬)

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