第29回オリンピック大会は、8月に北京で開かれます。北京オリンピック組織委員会の責任者は、10日北京で、「6月から9月まで北京で様々なオリンピック関連の文化イベントを開催する。これらの活動で、北京市民と内外のお客さんに、オリンピック文化活動に参加しオリンピックの楽しさを分かち合うチャンスを提供する。また、中国の深い文化を宣伝し、北京オリンピックの『一つの世界、一つの夢』というスローガンを表現する」と語りました。
『北京2008』オリンピック関連文化イベントの協調会議は、10日、北京で行われました。席上、北京大会の開催中、北京市で開かれる文化活動のスケージュールが明らかにされました。予測では、大会期間中、各国から選手、組織関係者、観客など60万人が北京に来る見込みです。これに合わせて、中国の文化を展示し、各国との文化交流を広めるため、北京および会場となる各都市で、6月から9月の間に、一連のオリンピック関連文化イベントが行われる予定です。
北京オリンピック組織委員会の文化活動部の趙東鳴部長は、「文化活動は、オリンピックにとって重要なイベントで、主催国の文化を披露し、各国との交流を広げるための重要な機会である」として、「オリンピック大会は、国際的なステージである。多彩かつ国際的な文化イベントを通じて、中国と世界文化との間に交流の場を作るとともに、熱烈なオリンピック気分を盛り上げ、各国の人々に北京あるいは中国を理解してもらう。また、これらのイベントで、内外のお客さんに、北京市あるいは中国の文化や歴史、文化遺産に接してもらい、ハイレベルな芸術の享受と忘れがたいオリンピック体験を満喫してもらいたい」と語りました。
北京大会の期間中、北京の120ヶ所の広場で、文化活動が行われる予定です。その内容について、北京市文化局の降鞏民局長は、「これらの広場で、芸術家と市民が共同で演出を行う。また、オリンピックや各民族の伝統文化をテーマにする展覧の場を設ける。それに、大型スクリーンを設置し、試合観戦の場を提供する」と語りました。
これ以外に、北京では、聖火リレーの祝賀イベントや、文化的遺産の展示を行います。また、海外から数十の芸術団体が、北京に来て、公演する予定です。北京オリンピック組織委員会文化活動部の趙東鳴部長は、「アメリカ、ロシア、イギリス、アイルランド、インドなどの60の有名な芸術団体が、交響楽、劇、オペラ、歌、踊りなど142回の催しものを披露してくれる。これで、お客さんが歴史あるかつ現代的な中国を理解できるだけではなく、様々な流派の芸術を体験することができる」と語りました。
北京以外に、香港、上海、天津などオリンピック会場となる都市でも、オリンピックの最中に、関連文化活動が催される予定です。(翻訳:李軼豪)
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