パレスチナ自治政府のアッバス議長は2日、「パレスチナはイスラエルとの和平交渉を停止する」と発表しました。
ガザ地区で、イスラエル国防軍とパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの衝突がエスカレートしたことから、アッバス議長はこの日、イスラエルとの和平交渉を停止すると発表しました。
一方、イスラエルのオルメルト首相はこの日、「イスラエルは引き続き、パレスチナとの対話を望む。しかし、ガザ地区のパレスチナ武装勢力によるイスラエル南部へのロケット弾攻撃をやめさせるため、イスラエルは引き続きガザ地区への軍事行動を行う」と述べました。
国際社会はこの日、イスラエルに対して、ガザ地区への攻撃を停止するよう求めました。アメリカ国家安全保障会議のジョンドロー報道官はイスラエルとパレスチナに対して、自制を保ち、衝突を停止し、和平交渉を再開するよう呼びかけました。また、イタリアのダレーマ外相はガザ地区での暴力衝突に憂慮を示しました。(翻訳:玉華)
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