パレスチナ自治政府のアッバス議長は25日、2008年末までにパレスチナとイスラエルが和平協議を実現するとの目標達成に向け、和平対話を積極的に推進するよう米国に呼びかけました。
これはアッバス議長がこの日、ヨルダンの首都アンマンでヨルダン国王のアブドラ2世と会談した後述べたものです。その際、アッバス議長は「アメリカが直接的に和平プロセスを関与して、より積極的な役割を果たすべきだ。ブッシュ政権が年内に、その約束を履行しなければ、今後この目標が実現できない可能性がある」と懸念を示しました。
また、アッバス議長はこの地区の緊迫した状況を悪化させる行動を慎み、ガザ地区への襲撃を全面的にやめるようイスラエルに呼びかけました。
これに対して、アブドラ2世は「パレスチナ問題では、ヨルダンはいかなる不公平な解決法も、一方的な行動にも反対する。このような行動はパレスチナとイスラエルの和平対話の実質的な進展を妨げる」と述べ、ガザ地区の住民の生活状況に配慮を表し、同地区の経済封鎖を停止するようイスラエルに要望しました。(翻訳:katsu)
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