ロシアのプーチン大統領は14日クレムリンで内外の記者を対象とした記者会見を行い、ロシアの政治・経済問題やロシアと中国、ロシアとアメリカの関係、それにコソボ問題、アメリカのミサイル防衛システムの東欧配備などについて記者の質問に答えました。
この中で、ロシア大統領選挙について、プーチン大統領は「私は三期目の大統領になろうと考えたことはない。メドベージェフ第一副首相は良い大統領になることができると思う。今後、メドベージェフ氏との間で大統領と首相の権限の分担を調整することができる」との考えを示しました。
また、ロシアと中国関係についてプーチン大統領は「中国はロシアの戦略パートナーの一つであり、ロシアと中国の関係は世界情勢を安定させる重要な要素となる」と述べました。
アメリカとの関係についてプーチン大統領は「アメリカが東欧にミサイル防衛システムを配備すれば、ロシアは対応措置を取らせざるを得ない」と強調しました。
プーチン大統領はさらに「ロシアは冷戦復活を望んではいない。今、われわれの第一の関心は経済発展だ。あらゆる国と友好関係を結ぶ必要がある」と指摘しました。
(翻訳:黄競)
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