ロシア空軍の爆撃機が、アメリカ軍の空母に接近し戦闘機に追跡された問題について、ロシア空軍の報道官は12日、空軍の爆撃機が巡回飛行していた航路の付近を、アメリカ軍の空母が航行していた事実はあると述べました。
この報道官はこの中で、「ロシア空軍の戦略爆撃機『ツポレフ95(TU95)』4機がこの日、太平洋の上空を10時間余りにわたって巡回飛行していたが、日本の航空自衛隊のF15戦闘機や、アメリカ軍の原子力空母「ニミッツ」の艦載機F18戦闘機に追跡されたことがあった。しかし、ロシア空軍の爆撃機は、公海上の飛行に関する国際法規を厳格に守って任務を遂行しており、他国の領空を侵してはいない」と強調しました。
これに対し、アメリカ太平洋艦隊のラフェッド司令官とアメリカ国務省のマコーマック報道官は12日、「ロシア空軍の爆撃機がアメリカ軍の空母に『異常接近』したが、これは、アメリカに対する挑発行為ではなく、ロシアの軍事力の強化を示したものであろう。しかし、アメリカ国防省は、この事件に注目している」と語りました。(翻訳:鵬)
|