ナイジェリア、北海、ロシアなどの原油生産量が減少する可能性があるという情報の影響を受けて、国際原油価格が8日、大幅に上昇しました。ニューヨーク市場とロンドン市場の原油先物価格は再び91ドル以上となり、その伸び幅はいずれも3ドルを超えました。
この日、「アフリカ最大の原油生産国ナイジェリアでは、国内の治安問題や設備メンテナンス計画などにより、1日の生産量が100万バレル減少する可能性がある」という報道がありました。また、「ある油井で技術的な故障があったため、北海地区の1日の生産量は28万バレル減少した。また、ロシアの今年の原油生産量も大型油田の生産能力が限界に近いため、減少する可能性がある」という報道もありました。
こうした原油の供給を憂慮し、この日、ニューヨーク商業取引所の軽質油の先物価格は1バレル3.66ドル上昇し、終値は91.77ドルでした。また、ロンドン国際石油取引所の北海ブレントの先物価格は1バレル3.43ドル上昇し、終値は91.94ドルでした。(翻訳:玉華)
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