パレスチナのイスラム武装抵抗組織ハマスの高級幹部ザハル氏は2日、「ガザ地区とエジプトの間にあるラファを再び封鎖することについて、エジプトに協力する」ことを明らかにしました。
これはザハル氏がこの日、エジプトとの会談を終えてガザ地区に戻った後明らかにしたものです。ザハル氏は「エジプトは3日、ラファを再び封鎖する。ハマスはこのことを阻止しない。双方は国境の管理について協力し、ガザ地区とエジプトの国境周辺の正常な秩序を保つ。エジプトは国内に滞在しているパレスチナ人5000人が第3国にいくことを認めた」と語りました。
またハマスの高官ナセル氏はこの日「イスラエルではなく、ガザあるいはエジプトを国連監視員が駐在する場所に選ぶなら、ハマスはラファに国連を駐在させることを認める」と明らかにしました。
なお、ハマスの指導者ハニア氏は2日「ハマスがコントロールしているガザ地区はエジプトとの連携を強め、イスラエルの経済的依存関係から抜け出す」との意向を示し、さらに「エジプトはガザ地区の要求をもっと満足させることができる能力を持っている」と述べました。これについて、イスラエル政府関係者は「ハマスがガザ地区とイスラエルとの経済関係を中断させようという主張に対して、イスラエルは歓迎する。このことはイスラエルの利益とも一致している」と述べました。(02/03 翻訳:Yin)
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