イスラエルのオルメルト首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長が、27日、エルサレムで会談しました。これは先月、アメリカのアナポリスで中東和平国際会議が開催されてから双方が行った初めての会談です。
双方は今回の会合で、交渉が難航しているユダヤ人入植地の拡張問題を重点的に討議しました。双方は、自制を保ち、永久的な協定の締結を妨げるような行動を取らないことで合意しました。
オルメルト首相はこの日、アッバス議長に、「イスラエルはヨルダン川西岸で土地を収用したり、新しい入植地を建設したりしない」と述べ、交渉プロセスを損ねる措置をとらないとの姿勢を示しました。
一方、パレスチナのエレカト首席交渉代表は、この日、「アッバス議長は会談の中で、イスラエル側がすべての入植地計画を凍結することの必要性を強調すると共に、2008年が平和の年となり、双方が新しい一年に最終的な地位に関する協定を締結するよう期待を示した」と述べました。(翻訳:周莉)
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