エネルギーの需要拡大に応えるため、中国は、ここ数年、エネルギー生産林の建設を急いでいます。
2006年、中国国家林業局と中国石油天然ガスグループは、「植物油とエネルギー生産林との一体化を目指す」協力枠組み協定に調印し、5年の間に全国で40万ヘクタールに及ぶエネルギー生産林モデル基地を建設することにしています。
エネルギー生産林には、ナンヨウアブラギリやオウレンボクなどの品種があり、これらの品種で精錬したバイオディーゼルは普通のディーゼルととても似ているということです。中国は、バイオディーゼル転換技術が比較的進んでおり、年間生産量が1万トンを超えるというバイオディーゼル工場を相次いで建設しました。
中国は世界第2位のエネルギー生産国と消費国で、石油への依存度は50%近くになっています。中国は、2010年までに、再生可能エネルギーの消費量をエネルギー消費総量の10%に、また、バイオディーゼルの年間生産量を200万トンに高めていく計画です。(翻訳:コオリ・ミン)
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