ＡＵ・アフリカ連合の議長を務めるクフォー・ガーナ大統領は10日、ケニアの首都ナイロビで、「ケニア政府と野党は、アナン前国連事務総長が紛争の仲裁役を担当することに同意した」と述べま　した。

　この中で、クフォー大統領は、「ケニア各派は、アナン前国連事務総長率いる調停委員会の下で、共に危機を乗り越える方法を探っていくことに同意した。対立するキバキ大統領と最大野党のオレンジ民主運動（ＯＤＭ）のオディンガ氏は、ケニアでの暴力を直ちに停止し、対話で問題解決を図ることで意見が一致した」と述べました。

　また、この日、アメリカ国務院のケーシー副報道官は、アフリカ連合がケニアの政治的危機を解決するために払った努力を歓迎する意向を表明しました。（翻訳：ＧＫ）