ケニアのカルア司法相は11日、西側諸国が腐敗問題で二重基準を取っていることを批判し、多国間の腐敗事件をより厳しく取り締まるよう先進国に呼びかけました。
これは、カルア司法相がこの日ナイロビで行われたイギリス連邦諸国の法律大会の席上述べたものです。その中で、カルア司法相は「腐敗問題はアフリカ諸国の社会や経済の発展をひどく脅かしている。先進国は、腐敗取り締まりを強めるようアフリカ諸国に促しているが、アフリカ諸国の法整備だけに目を向け、自身の利益にかかわる腐敗問題をおろそかにしているのが事実である」と指摘しました。
カルア司法相は「アフリカの多く汚職者は巨額の不正資金を西側諸国に移転している。これについて、アフリカは、資金の凍結や返済に協力するよう先進国に要求しているが、結局、手を打ってもらえずにいる。先進国には出来るだけ早く関連法律を制定し、このような不正行為を取り締まるよう呼びかけている」と述べました。(翻訳:コオリ・ミン)
|