大統領選挙後の政治危機と社会的混乱によって、ケニアでは数百人が死亡し、10万人余りが家を失いました。これに対して、国際社会は4日、対話を通じて紛争を解決するようケニア各派に呼びかけました。
国連人権理事会の14人の専門家は4日、ジュネーブで共同声明を発表し、ケニアを援助して、現在の混乱を終わらせ、安定を取り戻させるよう国際社会に呼びかけました。また、声明は「ケニア政府と政治、部族、宗教の指導者が協力して、秩序回復のために努力するよう希望する」としています。
国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は4日、ケニアのキバキ大統領と野党指導者のオディンガ氏にそれぞれ電話をかけ、できるだけ早くケニアの安定を回復する方法や人道支援などについて話し合いました。
赤十字国際委員会はこの日、ジュネーブで、家を失ったケニアの10万人余りの人に、食糧と衛生用品などの救援物資を提供するため、1300万ドルの募金を国際社会に呼びかけたと発表しました。(翻訳:katsu)
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