イランのアハマディネジャド大統領は、11日、テヘランで、「アメリカの情報部門がこのほど発表した『イランはすでに核兵器の開発を停止した』という報告は積極的な一歩だ。アメリカはさらに多くの行動を取って、地域の情勢やイランとアメリカの関係を改善するよう希望する」と述べました。

　アハマディネジャド大統領はまた、アメリカなどの西側諸国に対し、国連安保理でイランへの追加制裁の決議案を採択させないよう警告しました。

　アメリカのブッシュ大統領はこの日、談話を発表し、「イランがウラン濃縮を行っていることは国際平和に脅威をもたらしている。イランはＩＡＥＡ・国際原子力機関に核兵器計画を隠している」と非難した上で、イランに対し、核計画を公開するよう求めました。

　また、アメリカ国家安全保障会議のジョンドロー報道官はこの日、「アメリカはイランとアメリカの関係改善というアハマディネジャド大統領の主張に同意する。しかし、イランがアメリカとの関係を改善したければ、ウラン濃縮を停止しなければならない」と述べました。（翻訳：玉華）