アメリカのブッシュ大統領は5日ネブラスカ州で、国際社会に向けて、核開発計画を全面的に自白するようイランに要求し、そうでなければ、外交的な孤立が続くだろうと述べました。
ブッシュ大統領は、「イランは戦略的な選択を行う必要がある。その核活動の範囲を全面的に国際社会に自白し、ウラン濃縮を停止し、交渉の席につくべきだ。さもなければ、引き続き国際社会で孤立することになる」と述べました。
この日、ブッシュ大統領に随行したホワイトハウスのフラット報道官は「アメリカは国連安保理でイラン制裁案の採択を引き続き推進していく。アメリカとイランが直接に会談するには前提条件がある。それは、イランが核問題に関する安保理の2つの決議を遵守し、ウラン濃縮活動を停止することだ」と述べました。
また、この日、国連のイラク兵器査察責任者である国際原子力機関のブリックス事務局長は、「アメリカ情報部門がこのほど公表したイラン核計画に関する報告書は今後数年間、イランに対する武力行使の可能性を排除した」と述べました。
別の報道によりますと、イスラエルのペレス大統領はこの日、イランの核活動を停止させるため、国際社会がイラン核問題について引き続き積極的に取り組むよう呼びかけました。(翻訳:董)
|