中国財政省経済建設局の責任者は、6日開かれた中国合成燃料大会で発言し、「政府は非食糧系バイオマスエネルギーの開発を大きく支援していく。技術や環境保護、省エネなどの要素を総合的に考慮した上で、開発を行う企業に財務や税金の面で支援するつもりだ」と述べました。
バイオマスエネルギーとは、主に、バイオディーゼルやエタノールなどを指し、石油資源に代わる重要なものとされ、中国の中長期的なエネルギー計画の重点でもあります。
財政省経済建設局の責任者によりますと、原料生産地に対する補助制度も明確にし、モデルプロジェクトに対して、補助金を提供しているとしています。
中国では、これまで四つのエタノール生産プロジェクトが建設され、2006年の生産量はおよそ130万トンに達しました。再生可能なエネルギーに関する国の中長期計画に従って、2010年に、非食糧系エタノールの年間利用量は200万トン、バイオディーゼルは20万トンに達する見込みです。(翻訳:周莉)
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