インドを訪問中の日本の安倍晋三首相は22日、ニューデリーでシン首相と会談を行い、新しい段階における両国の戦略的なグローバル・パートナーシップの強化に関するロードマップに署名しました。
双方は、会談後に発表された共同声明で新しい段階のロードマップを明らかにしましたが、その内容は安全保障や防衛面での協力、全面的な経済協力、科学技術と教育、文化交流など多くの分野に及んでいます。声明は、両国関係を「基本的価値観を共有し、最も発展の可能性を秘めた2国関係だ」と強調しました。
声明は、さらに、「両国は、安全保障と国防の分野において共同の利益を持っていることから、更なる協力が必要だ」とした上で、「経済面では、2010年までに年間貿易額を200億ドルに増やすことを目指し、二国間の『全面的な経済パートナーシップ』協定に関する交渉をすみやかに完成させること。また、日本は、インド国内の専用貨物鉄道の敷設などを含むインフラ建設と加工業の発展を支援すること」を盛り込んでいます。(翻訳:藍)
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