北ダルフール州を視察中のスーダンのバシル大統領は22日州都のファーシルで、「2007年は、ダルフール和平の年になる」と宣言しました。
バシル大統領はこの日の夜、集会で演説を行い、和平の実現と国の復興のため、戦争と殺戮の停止や和平プロセスへの参加を地元の反政府武装勢力に呼び掛けました。バシル大統領はまた、「一部の西側諸国は、ダルフールの人民を分裂させることを企んでおり、イラクの悲劇をダルフールでも再現させようとしている」と非難しました。
また、別の報道によりますと、スーダンのアルーン人道問題相は22日、アルジャジーラを通じて声明を発表し、「スーダン政府は、ダルフール問題で合意した和平協定の実行に力を入れていく。また、『ダルフール和平協定』に調印していいない関連の組織もこの協定に加入し、この地域の発展に貢献すべきだ」と述べています。(翻訳:洋)
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