アラブ連盟の緊急外相会議は16日、カイロで声明を発表し、内部闘争と暴力活動を停止するようパレスチナ武装勢力に呼びかけた上で、「パレスチナ自治政府のアッバス議長を支持する」ことを明らかにしました。
会議は15日夜6時間にわたって開かれました。アラブ連盟の加盟22カ国から外相と代表らが参加しました。
会議後発表された声明によると、外相と代表らは、このほどガザ地区で発生した犯罪的な行為を強く非難しています。声明はまた、アラブ連盟が、エジプトとサウジアラビアからなる委員会を設置し、このほどガザ地区で発生したパレスチナ武装勢力間の衝突を調査し、一ヶ月以内でそれに関する情勢報告をまとめることにしています。
アラブ連盟のムーサ事務局長は16日朝、カイロで「アラブ諸国はアッバス議長を支持すると共に、選挙によって選ばれたハマスが指導するパレスチナ立法委員会を支持する。パレスチナ武装勢力による内部闘争は受け入れることはできない」と述べました。(翻訳:コオリ・ミン)
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