アラブ連盟外相会議は4日、エジプトの首都・カイロで声明を発表し、公正かつ全面的な中東地域の和平を進めるため力を尽くすよう国際社会に呼びかけました。
声明はパレスチナのイスラム原理主義組織・ハマスとパレスチナ民族解放運動・ファタハが2月に調印した「メッカ宣言」実施の必要性を強調し、パレスチナ人民に対する制裁を解除するよう西側諸国とイスラエルに呼びかけました。
イラク問題について、声明は、アラブ諸国がイラクの独立と団結を尊重し、イラク政権が国内反対勢力を取り締まり、民族和解のために尽くした努力を支持しています。また、レバノン問題について声明は、団結を維持し、対話を通じて国内危機を解決するようレバノン各勢力に呼びかけました。イラン問題について声明は、イラン側が実際の行動によってアラブ諸国との関係改善を実現することを望んでいるとの立場を表明しました。
(翻訳:黄競)
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