イギリスのブレア首相は27日、「私は来月の辞任前に、新たな反テロ法案を提起し、イギリス警官に公衆を尋問する『戦時権力』を与える」と発表しました。
イギリス内務省の報道官もこの日、「政府は新たな反テロ法案に法律執行者に若干の権力を新たに与える条項を組み入れ、イギリス警官に『尋問』の権力を与えることはその一つだ」と述べました。
報道によりますと、この「尋問権」が与えられてことにより、イギリス警官は犯罪行為があるかどうかを問わず、全ての人々に対してその身柄や行動について尋問することができます。そしてこの尋問を拒否した人は、刑事訴訟を受け、罰金を課されます。そして罰金は最高5000ポンド(およそ1万ドル)に達するということです。いま、イギリスの警官は、ある人物に対して犯罪行為がある「合理的な根拠」による容疑を持った上で捜査を行うことができますが、公衆の身分や行動を尋問する権利はありません。(翻訳:玉華)
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