レバノン治安軍とパレスチナ過激派組織「ファタハ・イスラム」は21日、レバノン北部トリポリ近郊のパレスチナ難民キャンプ付近で再び銃撃戦となりました。この衝突は20日に続く、2回目のもので、二日間の衝突により57人が死亡し、その中には27人のレバノン軍兵士が含まれています。
地元のメディアの報道によりますと、レバノン軍は20日夜パレスチナ難民キャンプを包囲し、21日早朝に戦車などで激しい砲撃を加えました。
これについて、国連のパン・ギムン事務総長は21日声明を発表し、「『ファタハ・イスラム』武装勢力がレバノン軍を襲撃する行為は、レバノンの主権に対する侵犯であり、またレバノン国内の安定を脅かす行動である」と指摘した後、できるだけ一般市民の安全を守るため努力するよう関係各方面に呼びかけました。
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