レバノンのヒズボラ(神の党)のカーシム副党首は29日ベイルートで、「レバノンを当面の危機から抜け出させるため、実施可能な計画を打ち出そう」と呼びかけました。
カーシム副党首は同じ日マスコミに談話を発表し、「実施可能な計画を打ち出してはじめて、レバノンを当面の危機から脱出させることができる」と強調しましたが、計画の具体的な内容には触れませんでした。
カーシム氏はまた、「レバノンの現在の情勢は正常ではない。ヒズボラは愛国主義的名提案を受け入れようとしているが、これらの提案は外国によって左右されるものではないし、報復や戦闘の企みを抱くものでもない」と強調しました。
カーシム副党首はさらに、このほど二人のスンニ派の若者が殺害された事件に対して、レバノンの政治家が政治的な目的でこの事件を利用しなかったと評価した上で、「ヒズボラはレバノンのほかの党派と共に新しいページを開いていきたい」との考えを示しました。(翻訳:姜平)
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