レバノン北部の都市トリポリ付近では20日、レバノン軍と武装勢力が衝突し、少なくとも48人が死亡しました。
レバノンのシニオラ首相は当日、国の軍隊を襲撃する行為は、国を覆す犯罪行為であると非難しました。
レバノン軍司令部はその声明で、「レバノンの軍隊はトリポリ付近にある難民キャンプで、『ファタハ』の武装グループと交戦し、レバノン軍は戦車を出動させて相手の手榴弾による攻撃に応えた」としています。そして、当日夜レバノン軍当局は、この戦闘で少なくとも23人のレバノン軍兵士、15人の武装グループのメンバー、それに10人の民間人が死亡したと発表しました。
報道によりますと、シリア内務省は、この日、「レバノン北部の治安情勢は深刻化しており、シリアとレバノン両国国民の安全を確保するため、両国の国境にある検問所をレバノンの国内情勢が安定するまで閉鎖する」としています。(翻訳 朱丹陽)
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