3日間にわたり、ドイツのパツダムで行われていたG8環境閣僚非公式会合が17日閉幕しましたが、アメリカとほかの先進国の間では気候保護の諸問題で食い違いが存在しています。
G8輪番議長国を務めるドイツのガブリエル環境大臣は会議の後、「一部の先進国は発展途上国における気候保護プロジェクトに対して資金援助を提供すると主張しているが、アメリカはこれに賛成しない。これはアメリカとほかの先進国との大きな食い違いである」とした上で、「アメリカは『京都議定書』の関連規定の実施を拒否し、あくまで自国の規定によって二酸化炭素の排出削減の事業を行うとしている」と説明しました。
今回の会合の目的は今年6月にドイツで行われるG8サミットと12月インドネシアで行われる国連気候変動会議のため、準備作業を行うことにあります。G8の環境大臣のほか、中国、インド、ブラジル、メキシコと南アフリカなど発展途上国の代表ら、それに国連の代表もこの会合に参加しました。(翻訳:姜平)
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