国連安保理は23日、決議を採択し、イランに対する一連の制裁措置を実施する決定をしました。
この決議はウラン濃縮や重水炉建設に関わるあらゆる活動を中止するようイランに要求しています。また、イランへのウラン濃縮や、重水炉建設、弾道弾ミサイルの開発に関わる物資、技術と設備の禁輸、開発に関与する個人と集団の資産凍結を明確にしています。
決議はさらに、「イランが核計画の中止を拒否すれば、安保理は『国連憲章』の規定に基づいて、武力行使以外の措置を取る」と警告しています。
イラン外務省はこの日、「安保理の制裁決議は不法な行為だ。イランは、核の平和利用を続けていく」との声明を発表しました。
中国外務省の劉建超報道官は北京時間の24日、「中国は決議の実行を希望しているが、制裁で問題を根本的に解決することは出来ない。政治と外交の手段によって、交渉を通じて、問題の平和解決を呼びかける」と述べました。(訳者:董燕華)
|