今日はアメリカのスペースシャトル「アトランティス」が無事帰還したことについてお話します。
アメリカのスペースシャトル「アトランティス」が21日午前フロリダ州のケネディ宇宙センターに無地着陸しました。
ジェット船長は今回のミッションは困難なものの、クルー達の協力は成功だ」と満足を表しました。
「アトランティス」の打ち上げはハリケーンによる大規模な落雷、外部燃料タンク・センサーの異常、電気系統の問題など8月27日に予定された打ち上げは延期を繰り返し、今月9日に実施されました。
「アトランティス」のクルーは国際宇宙ステーションに太陽電池パネルを据え付ました。
これは今回シャトル打ち上げの重要なミッションです。
「アトランティス」の打ち上げにより、2003年「コロンビア」号の空中分解事故から中断していた国際宇宙ステーションの建設が再開されました。
「アトランティス」は国際宇宙ステーションの太陽電池パネルと新しい部品を搭載し、これまでにない重さとなっています。
据え付け作業の困難さを考慮し、クルーを2組に分けて船外活動を3回実施しました。
アメリカ航空宇宙局は2010年までにスペースシャトルの退役を発表し、「アトランティス」の飛行日程が2008年に終了するだろうと示唆し、国際宇宙ステーションの建設作業を継続するため、退役までの打ち上げは慎重にすべきであるとしました。
ポール・ダイフライトディレクターは20日「システムを見れば、シャトルのパフォーマンスは素晴らしいものだ」と語りました。
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