8月28日、「中ロ友好の旅」取材団がモスクワから北東に200キロ離れたイワノボ市にある国際児童院を訪れました。
児童院の博物館には実物や古い写真が展示され、その中にはここで養成を受けた中国人少年児童の姿もあります。
博物館の責任者クズネソバ女史は(音響の1)「皆さんがご存知のように、この学校は国際的に有名な児童院で、ここで勉強した中国人児童は117人にのぼっています」と紹介しました。
中国の人々にとってイワノボ国際児童院は特別な意味があります。
1933年5月1日に設立されたこの国際児童院は、世界各国の共産党の幹部や革命で亡くなった共産党員の子弟を養成する専門学校で、設立されてから数十年の間に、30カ国以上から2000人を超える児童が入校したということです。
この2000人のうち、中国人児童の割合が最も多く、毛沢東主席、劉少奇副主席、朱徳解放軍総司令官の子供も含まれています。
2003年、イワノボ国際児童院は設立70周年を迎え、ここで子供時代を過ごした中国人の高齢者20数人が祝典に参加するためにイワノボを訪れました。
しかし、この当時中国国内ではサーズ・新型肺炎の感染が蔓延していたため、高齢者達はこれを考慮して乗用車内に座ったまま学校を眺めていました。
これを知った学校の先生と生徒達は乗用車に殺到し、中国からの高齢者達と抱き合いました。
70数年の歴史をもつイワノボ国際児童院は今は慈善学校となっています。
資金不足の問題があるにもかかわらず、様々な国からの生徒と先生達は楽しい生活を送っています。
中国からの取材団を歓迎するため、校長先生のカリナ・シェボチェコ女史は(音響の2)「皆さんが来訪し、楽しく感じます。国際児童院が設立されて以来、100人以上の中国人児童がここで勉強し、暮らしました。イワノボ児童院は多民族の大家庭であり、中国人の兄弟姉妹を深く愛し、尊敬しています。我々は中国人児童の英雄的な運命と勉強と労働で収めた成果に光栄を感じています」と話しました。
歓迎式の後、取材団の記者達は児童院の子供たちと一緒に、ロシアのゲーム「友探し」、「橋渡り」などの遊びを楽しんでいました。
|